people 社員インタビュー

馬場 成世BABA NARITSUGU

  • 役職・部署土木部
  • 入社年度平成28年
  • 出身学部新発田中央高校

NO DOBOKU NO LIFE

大切にしていること

誠実であること

入社してから現在までのキャリアを教えてください。

私は2016年に入社しました。入社当初は生活支援事業部という民間の建築やリフォームに関わるような部署におりましたが、1年後に土木部へ移りました。

またその際には協力会社に出向をして都内近辺の現場に従事しておりました。当時は土木業界のルールや常識がわからずに苦労した記憶があります。それからほどなくして2018年の秋には海外の現場(マレーシアと台湾)に赴任することとなり、そこでは日本とは異なる社会や文化の中で多様なものの見方に触れることができました。

海外での赴任を終えた2020年からは地元新潟の現場を複数勤務し、この時から職長(現場指揮者)として現場に携わるようになり今に至ります。

日ごろのお仕事を教えてください。

私は工事現場における職長という役を務めております。職長の職務は、自社が請け負った仕事を事故無く安全に工期内に完了させること、また可能な限り品質の高いものをつくるようチームを先導することです。またそのための具体的な事柄を挙げるならば、作業の計画と指揮、工事に必要な書類の作成、各上下の業者との打ち合わせ、各機材などの手配など多岐に至ります。

これらの責任は決して小さくはないので、それを請け負うのは実に大変な仕事です。職長のミス1つによって1日もしくは数日の作業がストップしてしまうことも十分にあるからです。しかしその反面、ある程度自分で現場を組み立てることができるという楽しみもあります。職長の色は強く現場にあらわれるので、毎日一緒に働く人たちが楽しさと、やりがいを持てるような現場つくりをしたいと思っております。

新和組の長所はどんなところですか?

新和組の特徴1つは人の多様性だと思います。弊社は社員の各年齢層が完全に均等とはいえないまでも20代~60代まで広く平らに分布しており、当然個性もそれぞれで、打設が得意な人、仮設足場つくりが得意な人、重機作業が得意な人、俯瞰的に捉えて考える人、まず行動して確認する人、瞬間的な閃きがすごい人、その在り様はさまざまです。

基本的にどんな作業もそれに特化した人たちばかり集まった方が効率的です。しかし実際の現場では様々なシーンがあり、有事が発生した際に全員が同じようなスキルばかりでは困るのです。産業革命時のイギリスでは黒い蝶ばかりが生き残ったそうです。というのも黄色い蝶は煙だらけの黒い街では目立ってしまい鳥にたべられてしまったそうです。これは生物の生存競争における多様性の大事さを表す例ですが、まさに現場でも誰かが黒い蝶の役割を果たす必要がある時は多々あります。その意味でこの多様性とは弊社の強味の1つだと思います。

どんなところに仕事のやりがい、
面白みを感じますか?

きっとどんな仕事にも想定外の出来事というのはありますが、土木でもそういう事はよく起こります。例えば重機で掘削中に図面にない埋設物がでてきたとか、天気が荒れて波風が強くて構造物の仮設材が飛ばされたとか。土木が他の業種と違うのは、その想定外のことが自然によって起きることです。そしてそういう事が起きると作業の進行が遅延することは多いですが、場合によってはそれを克服したり、うまいくけば逆に以前よりも状態を好転させることもあります。それがこの仕事の本質というか醍醐味だと思います。

自然の中を切り拓くような現場であれば、必ず一度は計画外の何かが発生します。少なからず自分はそうじゃない現場は一度も見たことがないです。土木は自然相手ですから想定外のことが起きるのが当たり前です。それを如何にして現場の人間の知恵と技術で納めるのかがこの仕事の面白いところじゃないかと思います。

これからの目標と将来の夢を教えてください。

自分にとってこの仕事で最も楽しかった記憶は海外勤務の時の事です。日本とは異なる文化の中で仕事をするのは新鮮でした。食べ物、風貌、言語、求める精度や品質、時間の捉え方、何もかも違いますが、その違いがすごく面白くて、その違いにぶつかる度に本来ある物事の捉え方の豊かさ、世界の自由さを感じました。

また言葉の通じない者同士が一緒に何かを取り組むわけですから、そのためにも相手への表現の方法や、互いの価値観のすり合わせ方を工夫しました。一番基本的なことはとにかく明るく振舞うことです。言葉が少ししか通じない以上、笑顔こそが相手への最大の友好の証になります。そしてだから海外の現場は楽しい記憶が強いのだと思います。

今(2023年)自分は日本で働いていますが、数年後はまた海外で仕事をしたいと思っています。その際は指導的な立場として現場に携わりたいので、そのためにも今は技術者としての資質の向上、資格の取得などに励んでおります。

就職活動中の学生にメッセージ

土木という仕事に対する若い人のイメージはあまり良くないと認識していますが、私自身はすごくカッコいい仕事だと思ってやってます。私の中では土木の理想像は2人。カウボーイビバップ(アニメ作品)のフェイの父親と、アフガニスタンで亡くなった中村哲さん。紙幅がたりないからその説明はできませんが、ご興味あれば弊社へ私宛てでどうぞお越しください!

1日のタイムスケジュール

  • 8:00朝礼(ラジオ体操、当日の作業の打ち合わせ)
  • 9:00作業
  • 10:00休憩
  • 11:00作業
  • 12:00昼休憩
  • 13:00昼礼(会議)
  • 14:00
  • 15:00休憩
  • 16:00作業
  • 17:00終了報告および翌日の打ち合わせ終業
  • 18:00帰宅
  • 19:00入浴、夕食等
  • 22:00家事等
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